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出産一時金の貸付制度

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 計画的な妊娠じゃない限り、出産費用のために何十万円も余分にお金がある方は、なかなかいらっしゃらないと思います。妊娠中にがんばって貯金するとしても、専業主婦だった妊婦さんなどは、新たに仕事を見つけるのは難しいですよね。

 でも、保険がきかない出産費用のために、出産一時金という制度があります。これは、自分が加入している健康保険組合から支給される給付金ですが、出産一時金を受け取れるのは、原則的に出産後です。出産後では、退院する際の出産費用の支払いのときに間に合いませんよね。

 そんな方のために、事前に出産一時金を貸してくれる「出産一時金貸付制度」というものがあります。他にも、出産一時金を事前に受け取れる「出産一時金事前申請制度」や、病院に直接支払ってくれる「出産一時金受取代理制度」というのもありますが、この制度は、かかりつけの病院の同意が必要になります。病院によっては、どちらの制度の利用も断られてしまうことがあります。

 でも、出産一時金貸付制度なら、自分が出産一時金を借りるとい形なので、病院の同意がなくても、申請すれば借りることが出来ます。出産一時金の貸付制度が申請できる方は、出産まで1ヶ月の妊婦さんか、妊娠を4ヶ月以上していた方で病院に支払いが必要になった方です。妊娠3ヶ月未満だったり、出産まで間がある方は申請出来ないので気をつけましょう。貸してくれる金額は、出産一時金の8割までです。給付されるはずのものから借りるので、もちろん利子は付きません。また、返済についてですが、受け取れる出産一時金と相殺されて、差額は給付されるので、実際お金を返す必要はありません。手続きも簡単なので、出産費用が工面出来なそうであれば、無理にキャッシングローンなどしないで、出産一時金の貸付制度を利用しましょう。

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