読んで安心!出産について HOME > 出産一時金 > 出産一時金を代理制度とは

出産一時金を代理制度とは

このエントリーをはてなブックマークに追加

 出産費用というのは、高額ですよね。「でも、出産一時金がもらえるから、大丈夫」と思ってはいませんか?

 今は、ほとんどの産婦人科や総合病院では、出産をする前に分娩予約代として、出産費用の1部を事前に払わなくてはいけません。それでなくても、出産一時金というのは、基本的に出産後に申請するものです。つまり、退院するときに出産費用の支払いがあるのに、出産一時金はまだ受け取れていない状態なんです。せっかく、赤ちゃんと無事退院というときに、支払いが・・・などと悩みたくないものですよね。

 もし出産費用が万全に用意できていないなら、「出産一時金代理制度」というのがあるので、しっかり把握しておきましょう。「出産一時金代理制度」とは、事前に申請することで、健康保険組合が出産費用の1部を医療機関へ、直接支払ってくれる制度です。簡単にいうと、前もって申請すれば、出産一時金が直接病院に支払われるので、退院するときはその差額だけ払えばよいということです。

 ただし「出産一時金代理制度」は、いますぐすべての妊婦さんが受けられるわけではありません。「出産一時金代理制度」の対象者は、出産一時金の支給を受ける資格があって、出産予定日まで1ヶ月以内の妊婦さんか、被扶養者がいる方です。

 社会保険、国民健康保険など、各保険組合によって申請の方法は異なるので、ご自分または扶養者の保険組合に問い合わせて、調べておきましょうね。また、病院への申請も忘れずに。せっかくの出産です。気持ちよく退院出来るように、準備だけはしておきましょう。

出産費用について