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出産費用の確定申告

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 出産費用の中で、診察や健診、処方箋代でかかった医療費は、医療費控除の確定申告をすることにより、税金が還付される制度があります。確定申告は、本人が申請しなければいけません。出産費用は高いので、少しでも、もらえるものはもらっておいた方が良いでしょう。請求しないと還付金はもらえないので、各自治体に問い合わせたりして、ご自分把握しておくようにしましょう。

 また、ついつい忘れがちになっていまいますが、年末に赤ちゃんが生まれたら、扶養控除の確定申告をしましょう。年末調整後に赤ちゃんが生まれてきた場合、当然、年末までに扶養者が増えたということになるのですから、扶養控除38万円が所得控除額に追加されて、税金が還付されます。つまり、年末調整が終わった後の12月中に赤ちゃんが生まれた場合は、夫の所得税の控除を受けるということです。

 年末調整後の確定申告の申請方法は、2通りあります。まず、会社に、再度年末調整の再計算をしてもらう方法。もう一つは、確定申告書を自分で作成して、税務署へ提出する方法。自分で申告する場合は、会社からもらった源泉徴収票と、扶養家族が増えたことを証明する住民票か戸籍謄本を用意します。あとは、認印と還付金を振り込んでもらう銀行口座の控えを持って、税務署に行って申し込むだけです。

 確定申告というと、普通のサラリーマンの家庭などでは、あまりなじみがないかもしれませんが、大変な思いをして出産して、出産費用など高額のお金を払って、赤ちゃんを誕生させるのですから、きちんと還付金をもらいましょう。もらった還付金は、赤ちゃんのその後の成長のためにとっておくといいかもしれませんね。

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