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出産費用の貸付制度

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 いよいよ出産が近づいたとき、出産費用の支払いの目途がたっていないと不安ですよね。かといって、消費者金融などで借入するのは、お勧めできません。

 病院によっては、分割払いやカードで支払うなど、柔軟に対応してくれるところもあるでしょう。しかし、産科医不足やお産を扱う病院が減少している中で、「支払い方法で病院を選んでられない」という方もいらっしゃると思います。

 そんな方には、出産費用の貸付制度というのがあります。通常、健康保険から出産育児一時金というのを支給してくれるので、出産費用の大部分をカバー出来ます。ただ、出産育児一時金というのは、給付が出産後になるので、退院する時の支払いには、間に合いません。

 そこで、その出産育児一時金の中から、8割までを、出産費用の支払いに充てるための資金として、貸し付けてくれる制度が出来たのです。貸付を受けられる人は、出産予定日まで1ヶ月の方か、妊娠4ヶ月以上で、婦人科医療に支払いが必要になった方です。申請の方法は、出産費貸付申込書、母子健康手帳のコピーなどの必要書類を添えて、お住まいの市町村の窓口に申請します。があれば、現在、ほとんどの産婦人科で、出産前に払うお金の支払いは、その申請書類が支払い代わりになるところが多いです。そして、なによりも、無利子であるのが、出産費貸付制度の良いところです。また、返済をしなくても、出産後に支給される出産育児一時金と相殺されて、残りの差額が後日もらえます。「貸付」と名前がついていますが、実際は出産育児一時金を「前払い」でもらうようなものです。これで、たとえ今まとまった現金がなくても、安心して、出産の日を迎えられることでしょう。

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