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出産費用の支払い方法

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 出産費用を、事前に準備していなくて、妊娠してしまった場合、中でも分娩費用の支払い方法が気になりますよね。出産費用を工面する方法の第1位は「自分たちの貯金を切り崩す」、第2位は「両親からの援助」、第3位は「ローンをする」という統計が出ています。

 もちろん、自分たちに貯金があれば、支払い方法で悩む必要はありません。援助がしてもらえるなら、頼ってしまうしかないでしょう。

 しかし、貯金もなく、双方の両親からの援助が、受けられない方もいらっしゃると思います。そうなると、確かに「キャッシングローン」が頭に浮かびますね。でも、赤ちゃんが生まれて、さらにお金が必要になってくるのに、ローンが増えてしまったら、生活が大変ではないでしょうか。

 そんな時のために、出産費用の支払い方法を勉強しておきましょう。最近では、クレジットカードで、入院・分娩の費用が支払える病院も増えています。分割で支払っても、金融会社のローンより金利が低いので、クレジットカード払いに対応してくれる病院なら、分割払いした方がお得です。

 でも、クレジットカードを持っていない方でも、持っている方でも、国の出産費用の貸付制度を利用するのが、一番賢い支払い方法です。貸付制度といっても、出産後にもらえる「出産育児一時金」というのを、事前に病院に支払ってくれるという制度なので、実際お金を借りたり返したりするわけではありません。もちろん、利子もつきません。

 この制度が対象になるのは、出産予定日まで1ヶ月以内の妊婦さんか、妊娠4ヶ月以上で産婦人科に支払いを要する方です。必要な書類は、出産費貸付金貸付申込書、出産費貸付金借用書、被保険者証又は受給資格者票、出産育児一時金請求書、出産費用の請求書、出産予定日あるいは妊娠4ヵ月(85日)以上であることが確認できる書類(母子手帳など)です。申請書類は、社会保険協会本部に提出します。出産育児一時金の受け取り人は、全国社会保険協会に委任しますが、通常、通っている病院に支払われるので、退院の際、自分たちが支払うのは、その差額だけで済んでしまいます。

 是非この制度を利用して、無理なくお産を迎えましょう。

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